
フリーランスでSEOコンサルして稼ぐことができるか?
フリーランスや自営業として働く時、『仕入れ』がある仕事というのは、非常に大きなリスクになります。
利益が発生していないのに、先に商品を仕入れて、代金の支払いを行わなければいけないからです。
仕入れ後も商品が売れる保証もありませんし、保管場所を確保するために倉庫やコンテナを借りるなど、在庫を抱えているだけで損になります。
「では、仕入れがない・在庫リスクのないサービス業で稼ごう」と思うのは自然な流れです。
多少コンピュータに詳しい、ホームページを触っていた人は、SEOのコンサルティングをしようと思うかもしれません。
SEOはホームページ制作とは違ったスキルが必要になりますが、今でも安定してニーズの高い仕事です。
Contents
SEOコンサルタントは何をする?
『コンサルタント』は顧客の求めに応じて、必要なことをしてあげる仕事です。
『ただお悩み相談して、アドバイスするだけ』と思われがちですが、実務においても自身が出来るならやってあげれば良いですし、自身で出来ないことは適切なサービスを提供してくれる企業を紹介してあげたり、予算面の折衝をしてあげたりなど、多岐にわたります。
そして、SEOコンサルタントの仕事は『検索エンジンからホームページに流入する顧客を増やすこと』『ホームページに流入する客層を改善すること』等です。
よくある相談が以下の2つです。
ホームページは持っているけど、ホームページからのお問い合わせが全くない
これはよくある相談で、そもそもホームページがユーザーに閲覧されていない可能性が高い案件ですね。
主に、アクセス解析を導入し、ユーザー動向を分析、検索エンジンの順位を上げる施策を行い、訪問者数を増やしてあげる必要があります。
アクセス解析していて、ユーザー数もPV数もそれなりにあるけど、営業メールしか来ない
これもよくある相談で、訪問者の属性がニーズとマッチしていない例です。
結構、SEOに失敗してて、検索エンジンからではなく、求人サイト経由で訪問してきており、転職エージェントに食い物にされている企業にありがちです。
アクセス解析を半端に見ていて、訪問者数しか見ていないとたくさんのユーザーがホームページを見てくれているように思いますが、その実態は顧客ではなく、営業やライバル企業だったりします。
SEOコンサルでフリーランスが案件を獲得するには
それくらいなら自分にもできると思っても、依頼してくれるお客さんがいないとどうにもなりません。
しかし、フリーランスは基本的に信用がありません。
案件を取ってくるのがなかなか難しいのです。
フリーランスがSEOコンサルするには『実績』が必要
やはり、実績のない人には、成果を上げてくれる確証がないため、怖くて誰も依頼しません。
まずは実績を作る必要があります。
仕事が取れないのに、実績を作るとはどういうことか?
手段は2つあります。
・「無償でSEOコンサルさせてもらえませんか?」
・自分でホームページやブログを作って、実績を作る
経営者はお金で考えますから「無償ならちょっとやってもらおうか」と、実績が無くても案件を獲得できる場合があります。
また、他人のホームページが触れないなら、自分のホームページを作ってしまえば良いのです。
SEOコンサルの仕事してるのに、「自身のホームページはありません」なんておかしな話なので、ホームページはいずれにせよ作ることになるのですから・・・
実績が出来たら、実績を元に営業文句を考えて案件を獲得していきましょう
SEOコンサルには顧客の教育が大切
SEOって変わった分野なので、顧客に理解を得づらいです。
SEOの成果が上がってくるのには半年くらいはかかるでしょうが「今月依頼したのに、何も変わってないじゃないか!」と言われることは頻繁にあります。
顧客としても「お金を払っているのに、成果が何一つ上がっていない。」というのは不安になります。
そのため、SEOとはどういうものなのか、成果を出すのにどれくらいの期間がかかるのか、今行っている施策はどういう手順のどこにあたるのか、しっかりと顧客の納得が得られるように、事前に説明を行う必要があります。
そして、なんとか続けてもらって、数字が動き始めたら、もう顧客が離れていくことはないでしょう。
最初の成果が出るまでは顧客離れが発生しますが、効果が表れると、感覚ではなく、実数値で成果が見えるため、顧客が離れにくくなります。
そうして、顧客数を少しづつ増やしていくことで、自身の事業が安定してきます。