
サーバースペック(性能)はSEOに影響するのか
「高性能なサーバーが欲しいけど、高性能なサーバーは高い」「低スペックなサーバーでも問題はないのだろうか?」と思いませんか?
今回は高性能なサーバーは必要なのか?という話です。
Contents
サーバーの性能(スペック)はSEOに影響する?
まず、サーバーの性能はSEOに影響するかですが、おそらく影響します。
Googleは2021年以降(コロナウイルスの影響により時期がずれ込んでいる)より「コアウェブバイタル」という指標を検索結果の表示順位の決定要因に含めると発表しています。
この「コアウェブバイタル」にサーバーの性能(スペック)が関係します。
コアウェブバイタルとは
コアウェブバイタルは以下の3つの指標からなる、新たなホームページの評価基準です。
- LCP(ページの表示速度)
ページを読み込み開始してから主要コンテンツが表示されるまでの時間。
「ホームページに入ろうと思ったら、ずっと読み込み中でページが開けない」ということが往々にしてありますが、これはユーザーのご機嫌を損ねるから、Googleとしては推奨(上位表示)しません。ということです。 - FID(応答性)
ユーザーがクリックなどのイベントを発生させてからブラウザが応答するまでにかかった時間。
たまに、ボタン押しても2秒くらい何の反応もなく、ボタンを連打しちゃうサイトありますよね?
あれは「ユーザをイライラさせるからいかんよ」という話です。 - CLS(表示の安定性)
これはわかりづらいですが、画像の遅延読み込みとかで、ページが表示されてから画像が表示された分コンテンツの位置がずれることありますよね?
もし、それがただの画像じゃなくて、広告の画像リンクだったら、開きたくもない広告を開いちゃうことありますよね。イラッとします。
そもそも5秒くらい待っても開かなければ、そんなサイト開かずに別のサイトに行くし、せっかく開いたとしても、ボタン押しても反応が遅かったり、ボタン押そうとして間違って広告クリックしちゃうようなサイトは二度と使わないですよね。つまりそういうことなんです。
Googleはユーザーが開きたくなくなるようなページは、そもそも最初から検索結果の上位には表示しませんよ。って言ってるんです。
そして、これらの指標にはサーバーのスペックが関わってきます。
ホームページの表示というのは、ブラウザがサーバーに「ホームページを表示するための情報をください!」ってリクエストを送って、サーバーがそれに応答してホームページのデータを送信してあげています。
しかし、サーバーがへっぽこだと、返事が遅いんですよ。そのせいで私たちは「待たされている状態」になります。
せっかく訪れてくれたお客さんを待たせている状態というのが、Googleのコアウェブバイタルが悪化している状態ですので、お客様を待たせないために、ある程度のサーバースペック(性能)が必要ということになります。
どれくらいの性能のサーバーが必要か?
結論から言えば、ホームページを表示するだけのサーバーならハイスペックである必要はありません。
ホームページの表示はあまり複雑な処理をしないから、低スペックなサーバーでも十分に稼働するからです。
ホームページがWordPressで作られている場合、裏ではデータベースが動いていますが、それでもハイスペックなサーバーは必要ありません。
月1000円前後のサーバーで十分です。
しかし、極端に安い月500円以下のサーバーはオススメしません。
毎月たった500円程度の差ですが、その分性能が低いこともありますし、データベースが使えなかったり、ドメインが複数登録できなかったり、何かと不便なことがあるからです。
実際、サーバーを借りる場合は試用期間がある場合、その間に自分でFTPでデータ転送などしてみて、もたつきを感じたら、そのサーバーはやめておいた方が良いです。
オススメのサーバーは以下の記事を参照してください。
